最近、西武鉄道の各駅に「西武鉄道の株券の名義を3月末までに自分に書き換えてね」という広告が張られている。
今まで年度末でもこのような広告は見たことはなかった。どうやら、ここ(リンク参照)辺りを見ると、上場廃止に伴い証券保管振替機構(以下ほふり)が預かっていた株券についても、実質株主に返却されているため、名義書換しなければいけない人が大量発生しているためのようだ。
通常、保振を利用して保護預かりしてもらっている場合、株券に記されている名義にかかわらず、ほふりの実質株主名簿に載っている人が株主として扱われる。そのようにすることにより、本来であれば売買するたびに必要になる名義書換の手数を減らすことが出来る。
しかし、今回ほふりが実質株主にそれら他人名義の株券を返還したことにより、今まで実質株主として株主権利を行使できていた人たちが、行使できなくなってしまうのである。
ほふりと当該企業とが連携をして、名義書換してから実質株主に株券を返還するようにしたほうが良かったのではないかと思うのだが、難しかったのだろうか。
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