2012/07/16

太陽光発電の見積もりを取ってみた

今月初めごろから、自宅に設置するための太陽光発電の見積もりをとり始めた。
インターネットで何社かと、新聞広告で見かけた市内の業者一社。
市内の業者は市内で一番大きな都市ガス業者。でも、自宅は他社の都市ガス供給地域なので、あんまり関係ない。本当は燃料電池も気になってたんだけど、ガス会社の連携でなんだかめんどくさい話になりそうだったので、今回は対象外。

どこの業者も、価格を発電できる電力(の量)で割ると、大きな差がない価格が出てきた。
55万円/kW以下でないと補助金が出ないので、それを意識して価格提示している感じだ。
一方で、業者により得意とするメーカが異なり、選定したメーカによりパネルサイズが違うため、パネルの配置が様々となり、結果、発電量が様々になったことにより、それぞれ総額がさまざまになった。

インターネットの業者には、パネルの配置をきちんと教えてくれる業者から、なんだか分からないけど枚数だけ出てきて積算している業者まで様々あった。
前述の通り、価格的にはどの業者も大して変わらないので、何社も見積もりを取る意味はあまりないかもしれない。

一方で、市内の業者一社はインターネットの業者にはない提案を出してきた。
なんでも、我が家の西側にあるマンションが夕方影を作るそうで、その影の場所を考慮したパネル配置を提案してきたのだ。
どうやらその業者は、夕方我が家を下見に来て確認したらしい。
さっき外に出て確認したら、確かにご指摘の通り。
確かにインターネットの業者は図面だけをもとに見積もりをしているので、そこまではわからない。
今後の保守等を考えると、近くのこの業者にお願いするのがいいかもしれないと思っている。
メーカ間でパネルサイズが統一されていないので、この配置情報をもとに他メーカとの相見積もりを取ることもできないのが不便だなぁ(ぶつぶつ)。

同じ情報をもとにしても、いろいろな提案が出てくる太陽光発電。設計がポイントだなと感じた。
インターネットでの販売が始まりつつあるが、BtoB商材並みに設計が肝になる商材、本当にきちんとトラブルなくBtoC販売できるのだろうか。

2012/06/25

映画館のデジタル化

私が初めて映画館の映写室に入ったのはおよそ三年前。
丁度、年末のアバターを控えて、デジタル対応の上映機材が導入されている時期だった。

その当時の映画はフィルムに格納されており、映写機にフィルムをかけることで映写していた。
運搬の都合なのか、一つの作品は複数のフィルムに分割され、映画館に届けられる。
そのため、映画の途中でフィルムを交換する必要がある。
これだと上映に手間がかかるため、多くの作品を同時に上映するシネコンなどでは、それらを一本につないでいた。
つないだフィルムは「プラッタ」と呼ばれる大きなターンテーブルに載せられ、映写機に途切れなく送りこまれていた。


一方で、3D映画や、デジタル化された2D映画は「DCP」と呼ばれる電子データでやってくる。
DCPは、ハードディスクで映画館に届けられ、サーバと呼ばれる機器の内部にあるハードディスクに取り込まれる。
サーバは接続されたプロジェクタにデータが送り、プロジェクタがスクリーンに上映する。
サーバやプロジェクタは非常に高価な機械であるため、1劇場に1スクリーンか2スクリーン、3D上映用に設置されているのが普通だった。


今日所用で、とあるシネコンの映写室にお邪魔した。
そこで見た光景は、三年前とは全く違う光景だった。

10以上あるスクリーンすべてにサーバとプロジェクタが設置されていた。
そして、プラッタはあるが、そこにはフィルムの姿がない。
良く見ると、映写機も、使える状態ではない。
そう、この間にフィルムは全廃され、すべてDCPに替わってしまったのだ。

フィルムの場合には、映画と映画の間(幕間)の時間はフィルムの準備が必要で、映写技師の方が忙しそうに働かれている。そのため、通常幕間の時間は、スクリーンごとにわざとずらし、業務が集中しないようにしていた。
しかし、デジタルの場合には、特段準備は要らないため、幕間の時間をずらす必要はない。今日の上映でも、15分の間に5スクリーン分幕間が来たと思ったら、そこから30分間、どのスクリーンも幕間にならない。フィルム時代には考えられないようなプログラムになっている。
このままいけば、まもなく映写技師なしで無人上映するようになるのも近いだろう。

これまでのフィルムがあっちこっちで回り、にぎやかな「動」の映写室が、デジタルデータだけで、要はパソコンとプロジェクタでできた「静」の映写室になっていた。
通常は土足禁止の映写室、今日は土足禁止ではなかった。確かにフィルムがなければ、土足でも大きな問題はないだろう。

でも、以前の映写室を知っている、素人の私からすると、動きがなくなったからか、少しさびしさを感じる。
ずっと映画に携わられている方々は、さらにそう感じるのではないだろうか。

ノスタルジーに浸ることをよしとするつもりがないが、効率化することで感じるさびしさ、それは大事な何かを失っているからのような気がする。いったい何を失っているのかを考え、それが問題であるのなら、きちんと意識していくようにしていきたい。

2012/01/05

Androidスマートフォンをカーナビにしてみる

今回の帰省に合わせて、Androidスマートフォン(Xperia SO-01B)をカーナビと置き換えてみた。
カーナビテレビ用のスタンドに付く携帯電話ホルダー(オートバックス製PA-124)を用いて、これまでカーナビのモニターがあったところに、Xperiaを配置した。
表示がつきっぱなしになって電池の減りが早いので、シガライタプラグに差し込むUSBアダプタと、充電用のUSBケーブルを用いて、充電しながら使うこととした。
アプリケーションは、Android用google mapsのナビ。

まずはじめに気になったのは、スマートフォンの画面はピカピカしているので、横や後ろの風景が映りこんで見にくいこと。気にしたこともなかったのだが、カーナビの画面はつや消しなので、うつりこまなかったのだが、携帯はピカピカしているのであらゆる風景が映りこむようだ。
また、もともとが7インチモニタだったこともあって、4インチのスマートフォンの文字は、とても小さく感じた。7インチタブレットを使うとちょうどいいかもしれない。

また、カーナビでは当たり前のように出る、次のSA/PAまでの距離の表示がないのが、少し不便に感じた。まぁ、これは、ソフトで対応できることだと思うので、今後の進歩に期待したい。

それ以外は、トンネルに入って自車位置が分からなくなる以外は特に問題なく動いていた。私の帰省のように何百キロと走るときには、渋滞情報がVICSよりも広域で把握できるため、渋滞を考慮した到着予想がより正確にされていた。

今度の週末も高速移動する予定なので、もうすこし使いこんでみたい。