2005/12/09

新規上場株発注ミスで数千億円の損失

本日東証マザーズ市場に新規上場した総合人材サービス業のジェイコム株で、みずほ証券が午前中に「61万円で1株」の売り注文を出そうとして、誤って「1円で61万株」とコンピューター端末に入力し、発注したそうだ。この銘柄の総発行株数は、14,500株なのに、本日一日の出来高は708,124株。61万株ほとんどすべて約定してしまったのだろう。
初値は672,000円だったが、誤発注の影響でストップ安の572,000円まで値を下げ、ストップ高の772,000円で引けた。
ルールからいうと、全部約定したなら決済日(13日)までにみずほ証券は総発行株数の42倍の株券を用意する必要がある。が、そんなことはジェイコムが巨額増資するか、有価証券偽造でもしない限り不可能。どうなるのだろう。
もし一生懸命買い戻したとすると(しなかったとしても)、当然のように当面ストップ高するはずで、
8日 772,000円
9日 872,000円
12日 972,000円
13日 1,072,000円
となる。この時点で差金決済するとしても一株50万円の損になり、61万株で約3,000億円の損失。まだまだストップ高は続くのだろうから、損失はそれ以上になるはず。
そもそも、システムとして、調達できないだけの株数の売りができるようにするのも、値幅制限を越えた株価での指値をできないようにするのも、システム的に難しくないはず。少なくとも、3,000億円もかからない。だって、われわれが証券会社で注文するときはそれらは当然のようにチェックされるのだから。それを怠ったばかりにの巨額損失。どういう結末になるのだろう。
ちなみに、みずほ証券の資本金は1,951億円だそうだ。

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