2004/05/12

D-STAR

D-STARって、聞いたことありますか。
アマチュア無線を使って、デジタル通信(音声を含む)を行うものだそうです。
連休に来たJARL NEWSにD-STAR用のレピータ局について載っていたので、興味があって調べたもののJARL D-STARプロジェクトに仕様がありますが、ぜんぜん自分で無線機を作れるだけの詳細仕様が書かれていません。
どうやら、JA1KSOさんの提言109で書かれている、「デジタル無線機はメーカーで発売されるからそれを買えばいい」という感じのお仕着せのものみたいです。
さらに、D-STARでは足回りに1200MHz帯が使われているのですが、ここに書かれているように、ほとんど想定外のところには電波が飛ばない周波数なので、従来の短波帯や50MHz帯ではよくあった異常伝播や電離層反射による楽しみもありません。わたしの経験でも、上記リンクのとおり、1200MHzで異常伝播に出会ったことはありませんし、霞ヶ関ビルや金華山のレピータのように、標高が高いところにある無線局は、144MHz帯や430MHz帯以上に見晴らしの影響を受けて遠くまで電波が届く印象があります。
そこで思うのは、既製品の無線機を購入して安定した通信を行うのであれば、別にアマチュア無線でなくても、たとえばADSLで実現できているわけですし、D-STARでそれを上回る何かが実現できている気配もありません。あるとすれば移動しながらのインターネットがランニングコストほとんどなしでできるくらいかな。だとすると、ほとんど流行らないような。
せっかくならば、ナビトラのような機能をつけるとか、インフラではなく、アプリ側で何か提案できるものがあればすばらしいのになと思ったりします。無線だから、きっと移動するものに対するアプリケーションが向いているんでしょうね。
とは言うものの、このモニタには参加してみたかったと思っていたりします。気づけばよかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿