2005/03/02

地下鉄は電気がなくても走る。

今日、丁度朝9時40分頃、丸の内線に乗っていたら、東京と銀座の間で突然非常灯を除いて停電。なんだろうと思っていると、5秒後ぐらいに車掌が、「大手町でお客様が軌道に転落したため停電しています」とのこと。丸の内線は、電源が車両の上のパンダグラフからではなく、車両横から取っているため(第三軌条)、線路に人が入ると感電する可能性があるため、停電させるらしい。
で、停電はしたものの、電車は何事もなかったかのように、加速するでも減速するでもなくそのまま走り続けていた。その間測ったわけではないが1分ぐらいは惰性で走っていた気がする。最後は、非常ブレーキ警告のアナウンスとともに突然停止した。
その時に思ったのだが、電車ってやつは、走行中は案外電気を食わないのかもしれない。なぜなら、電気がなくても、何事もなくそのまま走り続けるのだから、電気があったところで、使う必要がないからだ。と考えると、電気を食うのは加速の時が主なのだろうか。もしその仮説が正しければ、鉄道の駅を減らすと、省エネになるのかなと考えたりもした。だとすると、特急は、速達代や座席指定代として別料金を徴収しているものの、車両の重さが同じであれば、実は電気代の観点からは、鉄道会社は各駅停車よりも経費がかかっていないのかもしれない。実は、鉄道会社にとって、嬉しい客なのかもと。
実際のところどうなんだろう。疑問が深まった。

6 件のコメント:

  1. たぶん電気を使うのは加速と減速のときだけだと思います。地下鉄で一番前か後ろの車両に乗って運転席(?)にある出力計(?)の表示を見ているとそんな感じで動いてますので。

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  2. [rail] 電車と電気

    電車に乗っていると、モーターを回しているときと回していないときとで音や重力の感じ方が明らかに違うので、「あ、今惰性で走っているな」ということがよくわかりますね。

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  3. たぶん電気を「使う」のは加速、と最近のだと停止直前だけだとおもいますよ。
    (ってyooseeさんの「減速」は最新のの意味なのかしらん?)
    減速は大都市部なら回生のはずだから「返して」ますね。
    車もニュートラルとかだと思いのほか吹かさなくても走れたり。

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  4. お話を伺うに、加速時には電気を使って加速し、減速時には発電しながら減速しているんですね。で、永久機関ではないので、加速で使うエネルギーのほうが発電するエネルギーよりも大きい。それが鉄道会社から電力会社への支払いになると。となると、加減速が少ないだけ、停車駅を減らしたほうが電気代が掛からないというのは、どうも正しそうですね。そうだとすると、東海道新幹線のほうが、東海道線よりも安くてもいい気がするのですが、そうなっていない。新幹線車両が高級品で重たいから金は掛かるんでしょうが、JR東海もぼったくっているのかなぁ。
    今回停電して、停電後に走り続けた距離がかなり長かったのが印象的でした。自動車なら、クラッチオフで放っておいたとして、あんなに走らないんじゃないかなというくらいです。(実は、車のエンジンが止まったとすると、クラッチ切ったまま惰性で走るのではなく、心情としてブレーキを踏むので、実は車も惰性で結構走るのかもしれないと思い返してみたり。)
    今度、高速に乗った時にでも、どれくらい惰性で走るのか、試してみようかな。(おい)

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  5. トラックバックをいただいた「そらねっと通信局」さんのところには、「調べてみたところ、さすがに最高速度を維持したまま走るためには、モーターを回さねばならず(新幹線も「のぞみ」などはかなりがんばっている様子)、速達目的で停車駅の少ない列車が必ずしも省エネになっているわけでは無いみたいです。」と書かれている。
    つまり、最高速度を維持しなくてもよければ、省エネになるということなのかな。昼間の京浜東北の快速運転とか、すごい省エネっぽい感じ。

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  6. あ、あれは減速時に発電してるわけなんですね。減速時にも電気出力(?)のメータが振れていたので、電力消費して停止しているのかと思ってました。そういえば逆に振れたかな...

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