2004/09/06

航空無線

せっかくアンテナを上げたので、いろいろな通信を聞いてみました。
まず、JJY(福島40KHz、A1A)。普通は電波時計が受信する標準電波局なのですが、受信機を使って、電波を確認することができました。もっとも、受信機自身は500kHzから上しか保証していないので、それほどよい電波状態ではありません。ちなみに、ピーピーと聞こえるだけで、ぜんぜん面白くありません。
次に、立川にあるNDB(366kHz,A2A?)。モールスでTNと打っています。これも、それ以上の情報がないので、さほど面白くないです。
さらに、中波のラジオ局(A3E)。通信用の受信機なので、普通のラジオと比べて混信が起きたときの除去能力は卓越していますが、受信感度、音質ついては、普通のラジオのほうがよい感じです。
次に、短波の放送局(A3E)。BBCやVOAなどの英語放送がとても強力に聞こえます。英語の勉強にはいいかも。日本語放送も、いくつか聴いてみましたが、宗教放送局が多く、面白そうなものはありませんでした。ラジオNIKKEI(旧ラジオ短波)あたりはまぁまぁ聞けるかな。
後は、航空無線(J3E)。これ、面白いです。夜しか聞いていないのですが、夜行のリゾート向けの旅客機の洋上管制(レーダーの届かない空域の管制)が聞こえます。定期的に航空機が指定された場所に到達したときに位置通報しています。太平洋上の飛行機の情報が手に取るように分かります。飛行機にとっても、数少ない外部との通信手段ということもあり、高度変更等の指示もここで行われています。
ただし、飛行機を便名で呼んでいるため、便名からどこ発どこ行きの飛行機か分からないと聞いててもてんで分かりません。JALの場合、ホームページの出発案内である程度検索できるようですが、出発空港の入力が必要で、出発空港をいくつか選んでみないとヒットしません。めんどくさいです。おまけに自機位置をコード名でいうので、エンルートマップ(でいいのかな)と呼ばれる地図がないと、どこの話をしているのかも分かりません。さらに、最近は、短波帯での位置通報の替わりにCPDLC(Controller - Pilot Data Link Communication)というシステムを用い、衛星を用いて位置通報をしている飛行機も増えているようです。
ただ、衛星のトラブルが発生する可能性を考えたら、短波帯での通信がなくなることはないでしょうね。
また、面白そうなものがないか、いろいろ聞いてみたいと思っています。

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