UFJが、三菱東京FGに、経営統合申し入れだそうで。
新聞では触れられていないものの私的に気になるのは、それに伴う、住友信託へのUFJ信託売却の白紙撤回。
住友信託は、何十年も三菱信託についで二位だったわけですよね。そこで、UFJ信託買収によってついに三菱信託を超えて信託一位に上り詰めたという達成感が大きかったと思うんですよね。
ところが、突然自分にはどうにもならない理由で買収ができないことになった。しかも、ライバルの三菱信託との統合は間違いない。さらに信託一位の夢が遠のいた。というか、もうどこと合併しても一位は無理?
住友信託の経営者の方々は、さぞかしがっかりされているだろうと思うわけです。
東京三菱と三菱信託の間は、持ち株会社でつながっていますが、三井住友と住友信託は、中央三井信託の存在もありそれほど密接ではない。それもあり、最近は、三菱信託の(東京三菱と業務がぶつかる)銀行部門でのやる気のなさに対して、住友信託の銀行部門での積極性が見えます。たとえば虎ノ門交差点角にあった、三菱信託本店虎ノ門出張所がつぶれたときは、客が少ないからかなと思っていたのですが、その跡地に住友信託虎ノ門コンサルティングオフィスができたときは、そのやる気の差が現れているんだなと思った次第です。
今回の話がもしうまくいけば仕切りなおし。でも、私は学生時代から三菱信託と付き合いのあるものの、最近の三菱信託のあまりのやる気のなさに、今回の件も含めて住友信託にがんばれといいたい気分になってきました。
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